こんにちは。
新型コロナウイルスの影響で、東京オリンピックは、延期の件で世界的に物議を醸していましたね。
東京オリンピックでは、野球をはじめ、新たに5競技が追加されました。
その中の一つが野球ですが、オリンピック野球の出場国は6つと少ないと感じませんでしたか?
以前は8国で開催されていましたが、今回は6国となりました。
なぜ、野球の出場国はこれほど少ないのでしょう。
今回は、東京オリンピック野球が出場6国となぜ少ない?その理由を解りやすく解説します。
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オリンピック野球出場6国は少ない?その理由は?
東京2020オリンピック野球・ソフトボール正式種目決定を受けた記者会見で、関係3団体の会長が登壇し、五輪復活について歓迎と感謝を述べました。https://t.co/k4LBAUryro#NPB #野球ソフトボール復活ありがとう pic.twitter.com/ucVpfUNpCL
— 日本野球機構(NPB) (@npb) August 4, 2016
オリンピック野球出場国が6国と少ない理由は、国際オリンピック委員会(IOC)が、今回から追加された5種目全ての出場選手を、合計500人以内にしないといけないというルールを定めたからです。
- テニス
- 柔道
- アーチェリー
このような個人競技とは違い、野球は1国あたりの選手数が24人と多い競技となっています。
以前のように、野球の出場国を8つとすると、野球の出場選手は合計192人となりますね。
今回から野球を含め5種目が追加されましたが、8国となると野球だけで、出場選手上限の約4割は埋められてしまいます。
これでは多すぎです。
したがって、出場人数を減らすために、東京オリンピック野球出場は6国と決められました。
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オリンピック野球の変則ルール!ダブルエリミネーション方式とは?
ダブルエリミネーション方式、拾い画像だけどこれが一番手っ取り早く理解出来そう。 pic.twitter.com/OCxzENtGf6
— きむてん@ヴィーナ (@kimkim_tenten) October 18, 2019
東京オリンピック野球出場は8国から6国に減らされましたが、なぜ7国ではなく6国なのでしょうか。
結論から言いますと、東京オリンピック野球には、ダブルエリミネーション方式という、変則ルールが採用。
ダブルエリミネーション方式を採用するには、出場国の数が”偶数”でなくてはなりません。
<ダブルエリミネーション方式の簡単解説>
メイントーナメントで負ける→敗者復活トーナメント
敗者復活トーナメント勝ち抜く→メイントーナメントへ復活
つまり、「一度負けても戻って来られるチャンスがある」ということですね!
ちなみに、敗者復活戦を全て勝ち抜くと、普通のトーナメントの覇者と決勝であたることになります。
東京オリンピックの野球で厄介なのは、このダブルエリミネーション方式と総当たり戦が混ざっていることです。
総当たり戦とは、決められたグループ内のチームとすべて戦い、そのグループ内の勝敗や点数差で順位を決定する方式です。
確かに1回戦で強豪チーム同士の戦いだったとして、そのチームが一度の負けたとしても、敗者復活トーナメントを勝ち進んだとしたなら、全体の中では2位だったということが証明できますね!
ランキングを決めるのに良いトーナメントですね。
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東京オリンピック2020野球の出場6国は少ない?その理由の詳細を解りやすく解説!
ここから、東京オリンピックの試合方式を説明し、出場国が少ない理由も詳細を解説します!
東京オリンピックの野球のチケットを申し込んでみた。
このトーナメント表と数字に対応した解説サイトがほぼ無いので難儀したわ。
申し込んだのはノックアウトステージの#2,#4,#7。
全部ナイター。帰りの交通機関が心配だけど、真夏のハマスタ昼間で観る勇気が湧かなかった(笑) pic.twitter.com/Iuis0SoMzC— 神宮の杜の主 (@preciousletter) May 26, 2019
東京オリンピック野球の試合方式
東京オリンピック野球では、まず、出場6国が、3国ごとに2つのグループに分けられます。
まずは、そのグループの中で総当たり戦を行い、総当たりの結果から各グループ内の順位を決定。
決まった順位に応じて、トーナメントの位置が割り当てられ、ここからダブルエリミネーション方式。
まずは、青のトーナメントで戦い、負けると赤のトーナメント(敗者復活戦)に回ります。
そして、最終的には、青と赤、それぞれのトーナメント内で全勝してきた国どうしが決勝で戦い、決着がつきます。
青トーナメント=勝ち続けるメイントーナメント
赤トーナメント=敗者チームが再度戦い勝ち進むサブトーナメント
最終決戦=2つのトーナメントの頂点チームで決勝を行う
1回戦で負けても再度負けたチームどうしで試合を行い、再び決勝に上がってこれるのもいいですよね!
1回戦で負けても、本当は実力を出しきれなかったチームもあったりすると思います。
勝者と敗者、2つのトーナメントを勝ち進んできたチームが、決勝で戦うのは盛り上がること間違いないでしょう!
出場6国と少ない理由の詳細を解りやすく解説!
今回のオリンピック野球だと、総当たり戦で全敗して、トーナメントで初戦で負けても、敗者復活戦をすべて勝ち抜ければ決勝に進出できて、その相手を倒せば優勝できますね。
つまり、最悪、3敗しても優勝できる可能性があり、復活のチャンスがたくさん与えられている方式なのは言うまでもありません。
しかし、もし出場国の数が7のような”奇数”だった場合、どちらかのグループは、総当たりで3敗+トーナメントで1敗の、計4敗して優勝する可能性があります。
こうなると勝負の公平性が損なわれますよね。
そのため、公平性の観点から、ダブルエリミネーション方式を採用するには、出場国の数が”偶数”の6国と少なくならざるを得ないのです。
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東京オリンピック2020野球の出場6国は少ない?その理由を解りやすく解説!まとめ
以上、東京オリンピック野球が出場6国となぜ少ない?その理由を解りやすく解説しました。
出場国6国と少ないのは、IOCで定められたルールが原因であったことが詳しく解ったと思います。
オリンピック開催は延期となってしまいましたが、五輪の舞台で選手たちのプレーを見れる日が待ち遠しいですね。
最後まで見ていただき、ありがとうございました。
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