こんにちは。
ご存知の通り、2020年に行われるはずだった東京オリンピック・パラリンピックは新型コロナウイルスの影響で延期になってしまいました。
1年の時を経て”オリンピック、パラリンピック”とコロ中の予定通りの開催予定となっております。
前代未聞のパンデミック中の開催を行うため今後の展開も予想できない状況ですね。
今回はパラリンピック陸上競技・走り幅跳びの代表候補として注目される芦田創(はじむ)選手について調査しました!
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【パラリンピック】芦田創の幼少期と病気について
東京パラリンピックを目指す若きアスリート。
幼い頃に患った病気によって右腕にハンディを背負う、
走り幅跳びの芦田創選手に注目‼才能を開花させたのは大学時代の指導者の言葉、
そして共に歩んできた家族のチカラです💪🏻目指すは金メダル🥇
やさしいニュースは夕方4時44分スタート👉🏻 pic.twitter.com/0ZhK1iNKva
— テレビ大阪宣伝部 (@tvosendenbu1) September 19, 2018
芦田創選手の障がいは右上肢機能障害と呼ばれるもので、分かりやすく言うと右腕にハンデがあるということです。
これは5歳の時に右腕に発症したデスモイド腫瘍がきっかけで、その後10年間で受けた手術や放射線治療などの闘病生活の中で右上肢機能障害となりました。
スポーツが好きなご両親の影響でご自身も小さい頃から身体を動かすことが好きだったという芦田創選手。
5歳になる頃お父さんとキャッチボールをしたところ、まっすぐに投げられなかったそうです。
息子の異変を感じたお父さんは病院に連れて行き、その時の検査で彼の右肘が先天的に脱臼していると判明しました。
その脱臼を治すための手術がデスモイド腫瘍を患う原因となってしまったというのです。
デスモイド腫瘍とは?
100万人に2~4人の確率で発症すると言われている珍しい病気。
🦵腹壁外デスモイド腫瘍🦵
(現在進行形) pic.twitter.com/WH0E8TVZ8O— しおさん (@Siomori) April 16, 2020
線維性腫瘍の一種で、体内のどこにでも発生する可能性があります。
転移はしませんが再発率が高く、こぶのように大きくなって周囲の神経や血管、臓器を圧迫し、様々な症状を引き起こすこともあるそう。
原因が分からないため治療法が確立されておらず、切除手術、放射線治療、薬物療法などが行われるとのこと。
芦田創選手のように手術などの外傷がきっかけで病気を発症する人もいるようです。
一応俺の体にできた腫瘍の正式名称は『デスモイド腫瘍』という良性の腫瘍です(´ω`)年間2~4人という稀な腫瘍らしいよ?どうして発生するのか詳しくはわからないらしいけど…俺の場合明らか柔道ですねw柔道で酷使した箇所にしか出来てないですからw
— 架瑞🦋೭ᘏᗢ🦋 (@kazui_jyoba) September 28, 2010
芸能界ではTOKIOの国分太一さんがデスモイド腫瘍を患っていたと公表されていますね。
芦田創選手の場合、摘出手術を行っても手術の外傷によりまた新たな腫瘍ができてしまうという悪循環で、10年間で7回もの手術を行ったそう。
子供の頃から大変な経験をされましたが、それが今では陸上競技のトップクラスの選手…彼の努力と精神力の強さが感じられます。
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【パラリンピック】芦田創の大学や経歴などプロフィール
次は、芦田創選手のプロフィールについて見ていきましょう。
生年月日 | 1993年12月8日 |
出身地 | 大阪府池田市 |
血液型 | AB型 |
出身校 | 早稲田大学 |
所属 | トヨタ自動車 |
趣味 | スポーツ観戦 |
早稲田大学政治経済学部を卒業されている高学歴の芦田創選手。
リオパラリンピック4×100リレー 銅メダル・芦田創選手(政治経済学部2016年卒)、政治経済学術院を訪問https://t.co/Yrvb1ZO19b#waseda 早稲田大学 pic.twitter.com/6GZaJxUmzZ
— 早稲田大学 (@waseda_univ) September 29, 2016
高校時代は陸上部に所属していたのですが、大学生になると陸上競技のサークルに入り、3年生まではあくまで趣味で楽しむ程度だったといいます。
しかし、その後始まった就職活動の中で自分を見つめ直し、再び本格的に陸上を始めることを決意。
大学4年の春からは早稲田大学競走部の礒繁雄監督に師事し、2015年からは本格的に走り幅跳びを始めました。
2016年に開催されたリオパラリンピックでは陸上男子400メートルリレーで銅メダルを獲得!
パラリンピックでもリレーチームの快挙です。陸上男子400メートルリレーで(左から)芦田創、佐藤圭太、多川知希、山本篤の日本チームが銅メダルを獲得しました #リオパラリンピック #Rio2016Paralympics #陸上競技 pic.twitter.com/WMHFCfUWDy
— 樫山晃生 Teruo KASHIYAMA (@teruokashiyama) September 12, 2016
さらに2017年の世界選手権では三段跳びでも銅メダルを獲得しました!
【世界パラ陸上競技選手権大会ロンドン2017・4日目】
【速報】芦田 創選手銅メダル!
男子三段跳び(T47)決勝は、芦田 創選手(トヨタ自動車)が3回目の跳躍で13m58をマーク、銅メダルを獲得しました。おめでとうございました。 pic.twitter.com/4iG4y87wHa— (一社)日本パラ陸上競技連盟(JPA) (@jp_para_at) July 17, 2017
また、三段跳びと走り幅跳びに関してはT47という障がいクラスの日本記録保持者でもあります。
日本で一番メダルに近い選手と言っても過言ではないですよね!
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【パラリンピック】芦田創の選手の強みとは
【世界パラ陸上】先週末から開催されている世界パラ陸上。三段跳びで銅メダルに輝いた芦田創選手に、貴重なメダルを見せていただきました。もっとも力を入れていた走り幅跳びでは5位と振るわず、ご本人はかなり悔しい様子。今後の課題などもお聞きしました。 #世界パラ陸上 #London2017 pic.twitter.com/IHmY0bN5aK
— 乙武 洋匡 (@h_ototake) July 21, 2017
芦田創選手が2015年に走り幅跳びを始めた時から掲げていた目標は「東京パラリンピックで金メダルを獲る」ことでした。
2018年には新天地へ更なる技術の向上を求め、練習の拠点を海外に移しオーストラリアで生活しています。(現在は新型コロナウイルスの影響で緊急帰国されているとのこと)
時にはケガやスランプに陥りながらも、この5年間ずっとモチベーションを落とさずに夢を追い続けることができたのはなぜか。
以前芦田創選手がインタビューでこういったことを語っていました。
- 東京パラリンピックで金メダルを獲りたいのは、自分と似た境遇の人の中で一番になることが「障がいに甘えない生き方」の証明になるから。
- 障がいは個性の一つ。純粋にアスリートとして競技に注目してもらいたいが、そのためにはまず自分がトップにならなければいけない。
この「障がいに甘えない生き方」とは、芦田創選手が大学時代に本気で陸上を続けるきっかけとなった言葉です。
当時早稲田大学競走部の礒繁雄監督に「お前は障がいに甘えている」と言われ、自分の心の弱さに気付いたのだそう。
ここでの「甘え」とは、「できなくてもしかたない」と諦めたり「これで十分だ」と妥協したりして自分で限界を作っていたことです。
普段の生活でこういった「甘え」に陥る場面は誰にでもあると思いますが、障がいをハンデと考えない生き方を「自分がトップになって証明する」という発言は並大抵の人にはできませんよね。
それを競技を始めた時から思い続ける、ぶれない精神力こそが芦田創選手の強みではないでしょうか。
また、彼の支えになっている家族の存在も、強い精神力を保つ要因の一つであることは間違いないでしょう。
最近、生後2ヶ月の娘がよくお話してくれます。 pic.twitter.com/rp42rSkKKO
— 芦田創(はじむ) (@ah_ws) March 4, 2020
2018年にご結婚され、昨年お子さんが誕生されたとのことです。
東京パラリンピックは延期になってしまいましたが、持ち前の精神力で開催までモチベーションを保ち続けてほしいですね!
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まとめ
今回は【パラリンピック】芦田創の幼少期と病気について・大学や経歴などプロフィールと選手の強みを調査しました!
芦田創選手が東京パラリンピックで活躍する日が楽しみですね。
皆さんで応援していきましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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