【珪藻土】アスベストはなぜ入る?製造過程が原因?安全な商品の見分け方もあるのか調査

  • 2021年1月5日
  • 2021年6月9日
  • 生活
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こんにちは。

 

珪藻土商品にアスベストが含有されていた!という衝撃的なニュースがありましたね。

大阪府貝塚市のふるさと納税の返礼品にはじまり、大手ホームセンターのカインズやニトリでも次々と基準を超えるアスベストが入った珪藻土商品が見つかり、販売停止・自主回収となりました。

 

イヤな湿気、水滴をスグに吸水してくれる珪藻土。

生活雑貨を取り扱うお店なら、どこでも見かける大人気商品に、ガンの原因となるアスベストが含まれていたなんて、、、影響は図り知れません。

 

でも、イメージだけで怖がり過ぎてはいませんか?

  • なぜ珪藻土にアスベストが入ったのか
  • どうやって安全な珪藻土商品を見分けるのか

 

正しく知ることで危険を避け、安心・快適に珪藻土商品を使い続けることができます。

珪藻土にアスベストが入った原因と考えられる製造過程や、安心な商品を調べました。

ぜひ読んでみてください。

 

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【珪藻土】アスベストはなぜ入る?

アスベストとは石綿とも呼ばれる、繊維状の鉱物のこと。

火山活動や地殻変動の圧力・熱によってできるものです。

 

過去には燃えない繊維として重宝され、建物の耐火・断熱材に使われてきました。

しかしアスベストは、粉塵を吸い込み続けると、肺がんなど深刻な健康被害を引き起こすことが分かったのです。
現在、日本ではアスベストが重量の0・1%を超えて含まれる製品の輸入、製造や販売を禁止しています。

 

いっぽう珪藻土は、海や湖にいるプランクトンが化石になり、年月をかけてできた塊。

もともと珪藻土に、アスベストは含まれません。

 

珪藻土は吸湿・吸水性に優れ、自然素材という安心感もあることから、雑貨や家の壁などに広く使われてきた素材なのです。

 

アスベストと珪藻土は全くの別物ですよね。

今回のニュースには、建材を扱うプロの方もビックリしたとか。

安全なはずの珪藻土バスマットに、なぜアスベストが入っていたのでしょう?

 

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【珪藻土】製造過程が原因?

 

珪藻土そのものには、アスベストが含まれないということ。

珪藻土バスマットなどの製造過程に、アスベストが入った原因がありそうです。

 

製造過程でアスベストが入る?

珪藻土バスマットなどの製品を作るには、いったん珪藻土を粉々にします。

そして製品の形に形成し、固めて仕上げるのです。

 

でも珪藻土は水を含みにくくサラサラで、固まりにくい。

バスマットなど上に人が乗っても大丈夫な強度にしっかり固めるため、珪藻土に何らかの“つなぎ”素材を混ぜ込む必要があるということ。

一部の製造過程では、この“つなぎ”アスベストが使われていたのですね。

 

 

珪藻土と書いてある商品に、混ぜものが入っているなんて。

考えてもみなかった人が多いのではないでしょうか。

 

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アスベストがチェックをすり抜ける?

そもそも日本ではアスベストが使えないはずでしたよね?

疑問は残ります…。

 

これには国ごとの規制基準の違いが関わっていました。

日本国外で製造される珪藻土バスマットの多くは中国製。

中国でもアスベストは規制されているものの基準がゆるく、日本の基準を超えるアスベストが使用可能な場合があるということ。

 

さらに厳密に材料表示する決まりが無かったり、製造が複数の工場で分業されていたりすることで、アスベストが含有された商品がチェックをすり抜け販売に至ったようです。

もし何年も気付いていなかったと思うと…恐ろしい!

 

 

アスベストが入っていたら?対応・対策

問題が分かってから、厚生労働省は業界団体に関連商品の安全性を確認するように指示。

ニトリでは珪藻土を使用した全アイテムを検査。

現在は安全が確認された商品のみが販売継続(一部は完売)となっています。

 

販売する珪藻土商品にアスベストの含有が分かった各社は、公式ホームページに回収品・安全な商品を一覧で載せています。

心当たりがある人は、よく確認してください。

 

回収品はビニール袋に入れ、テープでしっかり口を閉じて、販売会社の店舗へ持って行きましょう。

 

基準を超えるアスベストが含まれる珪藻土商品であっても、通常使用する限り、アスベストを吸い込む恐れはないそうですが、メンテナンスのため削ったり、落して割れたりすると飛散の恐れがあります。
取り扱いに注意してください。

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【珪藻土の安全な商品の見分け方はある?】日本製と中国製の違い

 

珪藻土バスマットは素足で触れるもの。

その一部に健康を害するアスベストが入っていたと知って少なからずショックでした。

 

でも珪藻土そのものは安全な素材です。

カラッと乾いた感触が続き、カビも臭いも付きにくい珪藻土バスマットの気持ちよさは、他に変えられない魅力ですよね。

安心して使い続けられる、珪藻土バスマットはどのように見つければ良いのでしょう?

 

 

日本製と中国製の違い

市販の珪藻土バスマットは、大きく日本製中国製に分けられます。

ほとんどの日本製は値段が高く、中国製は低価格で手に取りやすい商品が多い傾向。

 

しかし中国で製造される場合、規制の違いから日本の基準値を超えるアスベストが入る可能性は避けられません。

いくら安くても品質が悪い商品は買いたくありませんね。

 

ならば高くても日本製の珪藻土バスマットを選べば安心!

かというと、100%そうとも言い切れないのです。難しい~

 

安くて安全な商品もある

安い=品質が悪い、と考えるのはちょっと待って!

リーズナブルで安全な商品だってあるのです。

 

例えば100円ショップのダイソーは珪藻土商品について下記のように発表。

 

珪藻土商品についてお客さまへのお知らせ

当社が販売する珪藻土商品について、石綿(アスベスト)含有量の検査を実施し、問題がないと結果が出ております。

引用:株式会社大創産業公式ホームページ

 

一部の珪藻土商品にアスベスト含有が分かったニトリカインズなども、全ての珪藻土アイテムを検査。

ホームページにて、検査済みで安全な商品はどれなのか見られるようになっています。

 

 

企業が責任を持って検査した商品と分かり、ひとまず安心できそう。

 

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アスベストが含まれていない商品は?

ひとつカン違いに注意したいのが、

検査で安全性が確認できたは、

アスベストが一切含まれない、とは違うこと

検査で調べるのは、アスベストの含有量が日本の基準値以下かどうか。

もし微量にアスベストが入っていたとしても、基準値以下なら合格です。

 

健康に影響が無いと言われても、不安は残りますよね。

ちょっとでもアスベストが入っていたら嫌!という人は、

  • 全ての製造過程が日本で行われている
  • アスベストが一切含まれていないと公表している

商品を選ぶと安心です。

 

日本製は高価格になりがちですが、使ってみると品質の良さに納得。

買ってよかった!と言う人も多いです。

ぜひご検討くださいね。

 

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【珪藻土】安全な商品はこちら

こちらでは、

  • ノンアスベスト
  • アスベスト検出なし

と明記されている珪藻土バスマットをご紹介します。

 

【soil GEM】 ひる石バスマット

 

soil GEM ひる石バスマット ( Sサイズ )
5,500円 (税込)

 

珪藻土プロダクトシリーズsoilは、材料調達から製造まですべて日本。

公式ホームページでアスベスト検査結果を公開しており、信頼が持てます。

soil GEMシリーズには、珪藻土にひる石を独自配合。

すばやい吸水力、ほのかに光る美しい見た目を叶えています。

 

商品はこちら↓

Yahooショッピング 

 

【Pure Refre】珪藻土 タイル バスマット

 

数多くの珪藻土アイテムを販売するりっぷうや

オンラインショップでアスベスト検査の結果を公表、アスベスト不検出と明記があります。

ピュアリフレシリーズは、日本ホームプロダクツによる国内製造。

化学物質を一切使わず、国内産珪藻土を1200度で焼成した珪藻土タイルが特徴です。

タイル1枚1枚がアーチを描いた形状が、足裏に心地良さを与えてくれます。

 

 

【なのらぼ】足快バスマット

なのらぼ足快バスマット(レギュラー)
6,050円 (税込)

 

日本の老舗建材メーカーが作ったブランドなのらぼ

日本の素材を使い、製造から品質管理まで国内の自社工場で行っており、アスベストを使っていないと明記しています。

特許技術で吸いつくような吸水・速乾を実現。カビも生えにくいそうです。

日本製の珪藻土バスマットは、素材にも機能にもこだわりがありますね。

 

商品はこちら↓

Yahooショッピング 

 

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まとめ

珪藻土バスマットになぜアスベストが入るのか?

原因と安全な商品の見分け方、ノンアスベストで安全な珪藻土商品をご紹介しました。

  • 珪藻土そのものは、安全な自然素材でアスベストは含まれない
  • 海外の製造過程で、珪藻土のつなぎにアスベストを入れることがある
  • 安全な珪藻土商品を見分けるには、検査結果や企業の発表を確認

 

今回はイチ消費者として、とても勉強になった一件でした。

珪藻土については、製造・販売する会社も情報を順次オープンにしてくれています。

 

生産地や価格だけで判断せず、自分で情報をしっかり見ることを心がけたいですね。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

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