手塚治虫さんの新たな作品をAIが造る!?
「手塚治虫さんが生きていたら、どんな未来を漫画に描くだろう」ということで「TEZUKA2020」というプロジェクトが始まりました。
今回の作品は全てがAIによるものではなく、大まかな構成やキャラクターをAIが、そしてそれらをベースに多くの優秀な方々が手を加えて完成されています。
人間×AI技術が手塚治虫に挑む新作漫画「ぱいどん」。
手塚治虫ファンにとってはとても気になる作品であることは間違いなく、話題性としても十分、話のネタになる漫画ですよね。
3月31日には、第2話となる後編が発表されることが決定しました!
その前に、1話(前編)のあらすじと登場キャラクターを振り返っておきましょう。
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【ぱいどん】1話のあらすじ・ネタバレ
モーニング に掲載の「ぱいどん」
賛否はあると思うけど僕は手塚プロ完全バックアップの元でつのがいさんも参加したこの挑戦に手塚作品を後世に繋ぐ強い意志を感じ感動しました。
なによりも週刊誌に手塚作品が載ってることの懐かしさに心震えました。
(作画が田中圭一さんでなくて良かった。笑) pic.twitter.com/fICTbESEl4— 古屋兎丸 (@usamarus2001) February 28, 2020
行方不明になった父親(及川博士)を探してほしいと、アンとイスミに頼まれ、博士の身に起こった謎を解いていくというストーリー展開です。
今から10年後、2030年の東京が舞台で、自動運転の電気自動車はもちろん、顔認証システムによって個人情報が管理され、財布も携帯も必要がなくなっているという設定です。
無駄を省き、全てが合理的に進められている時代設定ですが、そんな中でも、花の匂いが記憶を蘇らせたり、お母さんのおにぎりが心温まる思い出だったり、手塚治虫ワールドは今回も健在でした。
冒頭、ピエタ像(マリア様のような女性の像)の膝で横になっている主人公ぱいどんが登場します。
記憶喪失ということですが、義眼を装着することによって特別な力が発揮できるようです。
博士が最後にいたという研究所に行くと、たくさんのネズミの死骸があり、義眼を通してスキャンすることによって、ネズミはイナゴを食べて死んでいるという1つの手がかりを得ます。
そのイナゴがロボットであることがわかり、「どういうことだ!?」で1話(前編)が終了します。
こうなると、続きがとても気になります!
【ぱいどん】キャラ紹介
ぱいどんに登場するキャラクター達をみてみましょう。
はいどん
この前代未聞のプロジェクトと、そして、ぱいどん達の行く末を、見守っていきたい。 pic.twitter.com/qCKqUmbxPE
— スズリ (@suzuri185) February 28, 2020
主人公のぱいどん。
頼まれた仕事はお金では動かず、「天日干しのお米」だとやる気になる様子。
自然に育まれた物に心が揺さぶられるあたりが、何となくホッとさせてくれる設定ですね。
義眼を装着することによって、特別な力が発揮できる青年です。
嫌いなもの、ピーマンとお節介。
アポロ
??#ぱいどん
前ツイート
鳥形❌→鳥型⭕️?♀️あっかんピー ?
この鳥型ロボットのアポロがなんとなくピノコのように見えました。
A I手塚治虫 賛否両論ですね? pic.twitter.com/GD0theGBJ7— よっこ (@S1h0KcwS7cVi9MN) February 28, 2020
ぱいどんの左目の義眼をお腹の中に持っている、鳥型のロボット。
他の物語にもよく登場しますよね、主人公のことを愛し、よく理解している右腕的な存在で
す。
及川(おいかわ)アン・及川イスミ
AIが作った(というか手伝った)手塚治虫AIの漫画「ぱいどん」、前編がモーニングにのりましたが普通に面白い漫画。AIが行ったのはプロットのキーワードとキャラデザインの原案で、そこを人間がブラッシュアップ。AIが大量にアイディアを出し、人間はそこから選ぶ編集者の時代が来そう。#世界新記憶 pic.twitter.com/IzIXeMGhDt
— 徳重辰典(ライター) (@tatsunoritoku) February 27, 2020
しっかり者の姉・アンと、少し気弱な妹・イスミという設定が、前編からは見受けられます。
イスミは研究所に行くまでの車内でぱいどんに赤面する場面もあり、この伏線が後編でどうなるのかも楽しみなところです。
及川定倍(おいかわていばい)
1971年生まれの科学者で、アンとイスミの父親です。
廃棄物を出さず、環境も汚さないクリーンエネルギー開発の第一人者で、海水からエネルギーを作り出すことを研究していた博士。
もう少しでクリーンエネルギーの研究が完成するというところで行方不明になります。
彼を探し出すということで、この物語は展開していきます。
予言者
「ぱいどんよ、この娘たちを救いなされ。さすればおまえ自身も救われることになる。」とぱいどんに助言する謎のロボットです。
ぱいどん自身にとってはうっとうしいなぁと思う部分もありそうですが、ここで!という時に一言くれる存在ですね。
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【ぱいどん】物語を考察
人間とAIによる共同作業によって、手塚治虫さんの新作が読めるということに衝撃を受けた方も多いのではないでしょうか。
SNSではどのような声があるのか調べてみました。
【朗報】手塚作品を学習したAIの新作「ぱいどん」、2月27日のモーニングに掲載!!!
2030年東京、ホームレスの哲学者ぱいどんが、小鳥ロボットのアポロとともに事件を解決するというストーリー。
サムライ8とAIの描いた漫画、どっちが面白いのかな?w pic.twitter.com/ZqXf6OgvEU
— NYNICG2@『ファボ規制解除!』?たつき監督?次回作応援!??? (@NYNICG2) February 9, 2020
ドラえもんでは、手塚治虫さんがすでに機械になってたんですね。
今日は「#TEZUKA2020」新作漫画お披露目イベントに出席しました!手塚治虫さんの漫画を学習したAIが作ったプロットとキャラクターからマンガを生み出すなんて、まさに手塚治虫さんのマンガの中の出来事のようで、一足先に読ませてもらった『ぱいどん』とてもワクワクする読書体験でした!
— 矢部太郎 カラテカ (@tarouyabe) February 26, 2020
手塚治虫文化賞短編賞を受賞したカラテカ矢部さんは、お披露目会にも出席されたようですよ。
手塚治虫AIが描いた新作漫画「ぱいどん」を読んだ。
手塚の新作と思う気持ちと、違いを見つけようと思う嫌らしい気持ちで読んでしまう部分がせめぎ合う。違和感は残るけど手塚の未発表作と言われたら信じてしまいそう。
しかし後編発表が未定ってどうなのさ。
もしかして執筆途中で逃げる機能付きAI? pic.twitter.com/x2m8Vnhn1Z— 杉村喜光:知泉(三省堂辞典発売中 (@tisensugimura) March 2, 2020
「せめぎ合う」という気持ち、よくわかります。
この時点では、まだ後編については未発表だったんですね。
『ぱいどん』手塚治虫では全然ないな。寄せて行こうとしてない感じ。表現エゴみたいな物がまるっと脱落してる感じだけど回を追えば現れるのかな……?
— 特になし (@LoveIsNotLoving) March 24, 2020
こちらは、残念だったなという意見です。
今日の朝日新聞朝刊別刷りbeに、手塚マンガをAIに学習させて作った「ぱいどん」のリポート。手塚眞さん「プロットやキャラクター画像には意外性に満ちた『手塚らしさ』が確かに存在していた。AI技術はクリエーターにとって心強いパートナーになり得るのではないか」 pic.twitter.com/orOHo69Pu2
— 小原篤/アニマゲ丼 (@botacou) March 28, 2020
漫画の世界における新しい第一歩として捉えることもできます。
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【ぱいどん】1話のあらすじとネタバレ!キャラ紹介とみんなの考察まとめ
【ぱいどん】1話のあらすじとネタバレ!キャラ紹介とみんなの考察をまとめさせていただきました。
今回発表された「ぱいどん」は、日本国内だけでなく、世界中が注目している作品でしょうね。
博士が行方不明になった謎だけではなく、ぱいどんについても解き明かされるのか、期待が膨らみます!
どんな結末になるのか、後編が楽しみです。
最後までお読みくださりありがとうございました。
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