こんにちは。
2023年7月14日公開のスタジオジブリ映画、『君たちはどう生きるか』が話題となっていますね!
10年ぶりの映画でもあり宮崎駿先生の集大成とも言われる作品ですが、「面白くない」「つまらない」などの酷評も多いそうです。
ジブリ好きの人には待ち焦がれた宮崎駿先生の映画ですが、「つまらないから見に行かない方がいいの?」と心配な人も多いのではないでしょうか。
なぜこんなに評判が悪いのかも気になるところですね!
この記事では、
- 『君たちはどう生きるか』原作やあらすじ
- 『君たちはどう生きるか』酷評の理由!口コミ
- 『君たちはどう生きるか』良い評価や口コミ
- 『君たちはどう生きるか』楽しみ方とみんなの考察
などについてを詳しくご紹介していきます。
『君たちはどう生きるか』のあらすじや口コミなど映画に関する情報について知りたい人はぜひ最後まで読んでみて下さい!
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『君たちはどう生きるか』原作やあらすじ
映画『君たちはどう生きるか』の劇場パンフレットは、上映劇場および通信販売にて、後日発売予定です。発売日は、後日当アカウントほかにてお知らせいたします。
▼上映劇場はこちらhttps://t.co/47ZNXl16s3 pic.twitter.com/HXy0HExcIm
— 東宝映画情報【公式】 (@toho_movie) July 10, 2023
『君たちはどう生きるか』は、1937年に出版された吉野源三郎原作の映画です。
原作は昭和12年の小説ですが、売り上げ100万部以上となったベストセラー作品としても知られています。
2017年には羽賀翔一により『漫画 君たちはどう生きるか』として漫画化されたんだとか。
声優は、山時聡真さん、 菅田将暉さん、 柴咲コウさん、あいみょんさんなど豪華メンバーで構成されています。
主題歌は、米津玄師さんの「地球儀」で、しっとりと切ない楽曲でジブリらしさがしっかりと表現されていますよ♪
映画『君たちはどう生きるか』のあらすじ
舞台は、1944年の太平洋戦争中に東京を襲った大空襲から始まります。
主人公「牧眞人」は、空襲で入院中の母を亡くし、父とともに郊外へ疎開することになりました。
疎開先では、父の再婚相手でお腹に新しい命が宿っているナツコが待っていました。
新しい母になじめず、裕福な家庭だったこともあり学校でも浮いた存在だった眞人。
そんな彼の前に、「あなたの母は死んでいない」と人間の言葉を話すアオサギが現れ、屋敷の庭の奥にある古びた塔へ導かれていきます。
ある日、眞人はつわりがひどいナツコが森に入っていく姿を見かけます。
眞人は夕方になっても戻らないナツコを探しに行き、足跡から塔へたどり着きました。
塔の中は不思議な世界で、アオサギとともに異世界に行ったナツコを助けに行くことに。
眞人達は「ワレヲ学ブモノハシス」と書かれたお墓のようなものを開けたことがきっかけで、ペリカンに襲われますが、ヒミという少女が現れ助けてくれました。
白い妖精たちが現れたり、インコに食べられそうになったりと空想的な世界を歩いているうちに、ナツコがいるという塔にたどり着きます。
一方、ナツコと眞人を心配した父も塔に向かっていました。
塔の中をヒミに案内してもらった眞人達は、白い御札のようなものに包まれて寝ているナツコを発見します。
なかなか目覚めないナツコに「お母さん!」と叫ぶ眞人。
しかし、勝手にナツコがいるところに入った眞人は インコの兵士たちにつかまってしまいます。
インコの王は捕らえたヒミをダシに、母たちの大おじである殿様とこの世界の秩序について交渉しようとしていましたが、殿様が眞人に自分の跡を継いで、世界の秩序を守って欲しいと言ったことろ、インコの王の逆鱗に触れることになりました。
怒ったインコの王が積み木を積み上げると世界が崩壊しはじめますが、眞人、アオサギ、ヒミ、キリコは扉から元の世界へ戻ることができました。
戻る際に、眞人はヒミに「あなたのような子が産めるなんてしあわせ」と言葉をかけられます。
元の世界では、眞人の父が待っていました。
眞人はキリコの人形と積み木を持っており、アオサギは、「普通は忘れる。早く忘れた方がいい」と言うのでした。
異世界で出会ったヒミは、実は眞人の母の幼少期の姿だったみたいですね!
映画では、眞人が大おじから世界の秩序を保つ役割を任せたいと言われますが彼はそれを断り現実世界に帰ります。
自分にとって何が重要なのか自分で考えることの重要性をこの作品で訴えているのではないでしょうか。
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『君たちはどう生きるか』酷評の理由!口コミ
『君たちはどう生きるか』は、不思議な世界でさまよう主人公たちが無事に現実世界に帰っていくというあらすじですが、「つまらない」「面白くない」という評判が目立ったみたいですね!
酷評の理由は何なのでしょうか。
考えられる原因がこちらです。
- 「タイパ時代」に適合していない作品だから?
- 「宣伝なし」効果で期待を膨らませすぎた?
- ストーリーが理解できないから飽きる?
「タイパ時代」に適合していない作品だから?
「君たちはどう生きるか」、2回目でより透徹に見えてきたな。いい映画です。噛み締めないと答えは出ないし、何度も見られる強度もある。タイパ時代に抗う映画だ。 https://t.co/EampNlNRqD
— 窓の外 (@madosoto) July 14, 2023
宮崎監督の作品は、昔から多くを語らずにストーリーが展開される風潮があるため、タイムパフォーマンスに適した作品とは言い難い部分があります。
時間を重要視する現代では、丁寧に説明される分かりやすいアニメーションが人気です。
現代の映画は、主人公や登場人物の心情も事細かにセリフとして表現されるので、時間をかけて物語を観なくてもすぐにストーリーを理解できるんですね。
『君たちはどう生きるか』は、登場人物の感情や物語の流れを絵で探りとり、自分なりに解釈して楽しむ必要があります。
映画を観てすぐに理解できない、分かりにくいという要素が「タイパ時代」に適さず、「面白くない」という評価につかがったと考えれます。
「宣伝なし」効果で期待を膨らませすぎた?
『君たちはどう生きるか』
内容には触れません
宣伝なしで映画を見るって経験はかなり貴重だったなと
なにせどのような映像なのか?どのうな話が展開されるのか全くわからないし読めない
それはある意味今の時代では贅沢な事なのではと考えてみたりしました。まぁでもジブリだから許された方法よね— kaizm (@kai2mb) July 14, 2023
『君たちはどう生きるか』は、チラシや予告編もなく宣伝なしで公開されました。
宣伝なしで行った理由を鈴木敏夫氏は以下のように語っています。
「いままでいろいろな情報を出しすぎていて、観る方の興味を削いでしまっていたのかもしれないと思ったんです。最初は通り一辺倒の宣伝だけでもしようかなと思っていたのですが、一切宣伝しなかったらどうなるのか興味があった。これだけ情報化された時代に、情報がないことが、エンターテインメントになると思ったんです」
引用:ヤフーニュース
映画に関する情報は本当に少なく、事前の試写会さえも行っていなかったんだとか。
ただ、宣伝なしで公開される映画は珍しいわけではありません。
昨年12月に公開された映画『THE FIRST SLAM DUNK』は事前の公開情報はありませんでしたが、国内興収140億円超えという偉業を成し遂げています。
そのようなこともあり、これまでの宮崎監督の作品のファンもかなり期待をしていたのではないかと予想されます。
ジブリ側も内容に自信があり、公開後はSNSなどで話題になると考えていたようですが、実際は酷評につながってしまったようですね。
ストーリーが理解できないから飽きる?
君たちはどう生きるか
見たけど。わからない。
ストーリーが理解できない。
なんだFF 16といい、ストーリーわけわからないのがトレンドなのか。
— hokkabudo (@hokkabudo) July 14, 2023
『君たちはどう生きるか』はファンタジー要素が強く、ストーリーが分かりにくいため、観る人によっては飽きてしまうようですね。
大人向けというよりは、むしろ子供向けの映画なのかもしれません。
個人的には、異世界に登場するキャラクターは可愛いものも多く、キャラクターとして販売されても人気が出るのでは?と思いました。
何度も見て、自分なりに物語を解釈していくスタイルなので、一回見ただけではつまらないという感想が出るのもよく分かります。
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『君たちはどう生きるか』良い評価や口コミ
『君たちはどう生きるか』はけして悪い評判ばかりではありません。
良い評判もあるので、さっそく紹介していきます。
さっき「君たちはどう生きるか」のレイトショーを、辻堂まで長男(18歳)と観に行った。終わったら、最終電車が行ってしまっていたのでタクシーで戻った。そのタクシーの中で、長男が感に耐えかねたように「いやあものすごく良かった」といった。同感だ。控えめにいって、最高だと思った。
— 高橋源一郎 (@takagengen) July 15, 2023
映画『君たちはどう生きるか』を観てきた。事前情報なし、宣伝なしの異例の作品。スタジオジブリ作品&宮崎駿監督というだけで、ここまで人を集められるの凄い!感想は…私達の生きる世界は綺麗ごとばかりではなく、悪意や憎悪も渦巻くもの。それでも素敵な仲間たちと出会って、今を生きることが幸せ😌 pic.twitter.com/aqvmwwaECa
— まきこ@愛のセラピスト (@makiko_photo) July 15, 2023
『君たちはどう生きるか』
観てきました🎬こんな大作を宣伝なしで
上映スタートしていることが
本当にすごいです…ネタバレになるのであまり書きませんが
感動しすぎたのでもう一回観たいです🙏🏻何度も涙がこみ上げてきました。
素晴らしい作品でした✨ pic.twitter.com/anMm5Z1ZOJ
— Bonne Chance*yuri 日常 (@BonneYuri) July 17, 2023
『君たちはどう生きるか』の感動を反芻してる。宮崎駿がどう生まれたか、その創造力がどう育まれたか、イマジネーションの奔流をひたすら浴びる圧倒的な体験。そして最後エンドロールで米津玄師にバトンが渡される。「地球儀」はそれを確かに受け取りました、という曲に聴こえて、それもあって泣けた。 pic.twitter.com/7QqcpVbdNv
— 柴 那典 (@shiba710) July 15, 2023
良い口コミがこちらです。
- 良かった!最高だった!
- 今を生きることが幸せに感じた
- 感動しすぎたのでもう一回観たい
- エンドロールの米津玄師「地球儀」に泣けた
『君たちはどう生きるか』は、「つまらない」「面白くない」という評判が目立ちましたが、観る人によっては「最高だった」「良かった」という意見もありました。
映画の時代背景や主人公の心情から今を生きることに幸せを感じたというコメントも!
映画を観終わっった後、感動した余韻を味わいたくて、電車ではなく徒歩で歩きながら帰ったという人もいましたよ。
主題歌の米津玄師さんの「地球儀」も感動のエンドロールにピッタリだったようですね♪
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『君たちはどう生きるか』楽しみ方とみんなの考察
最後に、『君たちはどう生きるか』の楽しみ方について紹介していきます。
物語で展開されるストーリの考察も交えているのでぜひ映画鑑賞の参考にしてみて下さい。
映画の楽しみ方
『君たちはどう生きるか』の楽しみ方のポイントがこちらです。
- ストーリーの考察を楽しむ
- ポスターの絵の意味を考えてみる
- 原作吉野源三郎の書籍を読んでみる
- キャストの声優さんたちがすごい!
この作品は、物語を自分なりに解釈するという楽しみが一番の見どころとなっています。
自分一人の解釈も良し、複数人で鑑賞して大勢の解釈を聞いて新たな発見をするのも楽しそうですね!
宣伝は一切ありませんでしたが、ポスターの意味が物語に大きく影響してしていることも分かります♪
原作を読んでいなくても十分映画は楽しめますが、ストーリーのキーとなる原作を事前に読むことで、よりストーリーの奥深さを感じられることでしょう。
また、映画のキャストは菅田将暉さん、 柴咲コウさん、あいみょんさんと豪華声優陣となっています。
この情報も事前に知らされていなかったなんて、なんだか勿体ない気がしますね!
映画の考察
ここで少し、『君たちはどう生きるか』の考察を紹介してきます。
産屋の意味
眞人がナツコを見つけた場所は、産屋でした。
産屋というのは、出産時の穢れから身を隠すために用意された部屋のことです。
出産が近づいたナツコは自らファンタジーの世界の産屋に入ってしまったということですね。
産屋は本来男性が入ることが禁忌となってきました。
そこに眞人が無断で入ったことでインコの怒りを買ってしまったということが分かります。
大叔父の言葉の意味
眞人は、大叔父から自分の跡を継いで、世界の秩序を守って欲しいと言われました。
大叔父が守って欲しかった「積み木」と「世界」はいったい何なのでしょうか。
積み木というのは、誰にでもできる簡単な作業です。
現実の世界では戦争の時代へ突入していく中で、大叔父はフィクションの中では平和な世界を作りたかったのではないでしょうか。
しかし、眞人は積み木に使われる材料を墓石(過去の積み重ね)だとはっきり言います。
そしてそれを断り、自分の世界に帰るという選択をします。
このことから、大叔父の綺麗な石を引き継ぐよりも、自分の世界を大切にし現実世界で友人を作るということを選んだということが分かります。
物語の解釈は人それぞれですが、ファンタジー性の高いストーリーをそのまま楽しむのも良いですし、隠された意味を探りながら鑑賞するのも楽しそうですね♪
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まとめ
この記事では、
- 『君たちはどう生きるか』原作やあらすじ
- 『君たちはどう生きるか』酷評の理由!口コミ
- 『君たちはどう生きるか』良い評価や口コミ
- 『君たちはどう生きるか』楽しみ方とみんなの考察
についてまとめてきました。
『君たちはどう生きるか』は、1937年に出版された吉野源三郎原作の映画で、菅田将暉さん、 柴咲コウさんなど豪華キャストが声優を務めていることが分かりましたね♪
公開前の情報は一切なく宣伝もなかったことやストーリーが難しかったことから、「つまらなかった」「面白くない」などの酷評につながったようです。
ただ、実際に映画を観て「感動した」「良かった」という口コミも多く、宮崎監督の集大成にふさわしい映画がだったことは間違いなかったようですね!
ジブリ映画ならではの考察を楽しむ方法で、話題の映画をぜひ鑑賞してみてはいかがでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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