こんにちは。
夏を快適に乗り切るためのアイテム「携帯型扇風機」。
首から下げたり持ち歩けたりと、便利で使ったことがある方も多いのではないでしょうか。
お店でもネットでも気軽に購入できるため、街歩きやキャンプなどで使っている方も多く見かけますよね。
しかし、手軽で利便性が高い一方、発火や爆発などの事故も増えているんです。
携帯型の扇風機は、実は使い方や商品の選び方を間違うと危険なんですよ。
この記事では、
- 携帯の扇風機が爆発する原因や不具合
- 携帯の扇風機の正しい使い方や捨て方
- 携帯の扇風機を選ぶポイント
などについてご紹介していきます。
安全に携帯型の扇風機を使って暑さを乗り切るためにも是非チェックしてみて下さい。
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携帯の扇風機が危ない!爆発する原因や不具合とは?
現在販売されている携帯型扇風機は、手持ちタイプや首に掛けられるハンズフリータイプなど様々な種類があります。
カラーやデザインも豊富で、オシャレな扇風機を選ぶのも楽しいですよね♪
携帯型扇風機の発火事故動画がこちら↓
ただ、携帯型扇風機の選び方や使用方法を誤ると、最悪の場合爆発などで怪我をする可能性もあるんです。
事故件数はどのくらい?
携帯型扇風機の事故は、2019年から徐々に増え始めたようです。
事故件数は2019年から2020年の2年間で
※NITE(独立行政法人 製品評価技術基盤機構)調べ
のケースが報告されています。
37件だと少ないように感じますが、報告されていないケースもあることを考えると氷山の一角と考えて良いでしょう。
37件のうち
充電中の事故 ▶ 14件
使用中の事故 ▶ 6件
充電中に火傷をしたケースも報告されています。
外気温が40℃近くにもなることも珍しくない現代の夏。
NITE(製品評価技術基盤機構)では、この夏も携帯型扇風機の利用に対して注意を呼び掛けています。
外出時の暑さ対策として必須アイテムともいえる携帯型扇風機は、どんな事故が多いのでしょうか。
どんな被害が出ている?
携帯型扇風機の事故は、
- 充電中
- 利用中
- 保管中
に起きています!
それぞれ見ていきましょう。
充電中の事故
携帯型扇風機の主な事故は
です。
発火するケースは事故件数の6割、半分以上が充電中に起きているんですね。
発火することで、火災が発生し火傷の被害も報告されています。
使用中の事故
発火するのは充電中だけではありません。
携帯型扇風機の使用中にバッテリー部分が破裂したというケースも報告されています。
発火しないまでも破裂による部品の破片で怪我をする可能性もあるので、小さなお子様などが使用する特は注意が必要ですね。
保管中の事故
また、夏の暑い日に車の中に置きっぱなしにした場合も事故が起こる可能性も!
高温となる場所に長時間放置することで中のリチウム電池に影響を及ぼし事故に繋がります。
熱さ以外にも水がかかってしまうことにも注意が必要です。
アウトドアで利用する時、使っていない時にちょっとその辺に置いておく方もいますよね。
雨水や海水がかからないように気を付けましょう。
不具合の原因は?
携帯型扇風機が発火する原因は
によるものだと考えられています。
不具合が起こる原因は、携帯型扇風機を落とすなどの強い衝撃が加わること。
リチウムイオン電池は衝撃などで破損すると、充電時に発火する恐れがあります。
外出時に利用していて、ついうっかり落としてしまうことも多いでしょう。
落として一見問題がないようでも内部で破損が起きた場合、使用していただけでも破裂したケースもあるんだとか。
一度強い衝撃を与えた携帯型扇風機は、安全のため使用しないことをおすすめします。
携帯の扇風機の正しい使い方
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手軽で便利な携帯型扇風機を正しく使い事故を防ぐにはどのように利用したらよいのでしょうか。
事故を防ぐポイントは
- 衝撃を与えないように注意する
- 高温になる場所に放置しない
- 充電中も点検する
それぞれ見ていきましょう。
衝撃を与えない
携帯型扇風機の不具合の一番の原因は衝撃によるリチウム電池の破損です。
取り扱う際には衝撃を与えないように利用することが一番のポイント。
外出時に使うことが多いので落としたりすることも多いでしょう。
事故を防ぐには取り扱いに注意し、持ち運ぶ際も落としたりしないように注意して下さい。
もし、落として衝撃を与えた場合は使い続けないようにしましょう。
高温になる場所に放置しない
外出時に持ち運ぶ際に車で移動することも多いですよね。
ついうっかり車の中に置き忘れるという方も多いのではないでしょうか。
夏の暑い日差しで車内の温度は50度を超える高温になります。
高温になる場所に放置しないことも大切ですが、暑い中長時間放置してしまった場合は安全のため使用を中止した方が良いでしょう。
充電中も点検する
携帯型扇風機の事故件数37件のうち14件が充電中に起きています。
発火事故の多くが充電中に起きているので、充電をする際は時々点検を行いましょう。
充電中に本体が熱くなっていたら充電を一時ストップしたり、煙が出ていないかチェックすることも大切ですよ。
特に、本体を落とした場合は充電せずに破棄することをおすすめします。
携帯の扇風機の正しいゴミの捨て方
リチウム電池が使われている携帯型扇風機を破損した場合、正しくゴミ捨てを行わないと二次被害が起こる可能性があります。
不要となった場合は正しく分別して捨てましょう。
ゴミ収集車の発火実験動画がこちら↓
動画ではモバイルバッテリーで行われていますが、携帯型扇風機には燃えやすい液体が入っているリチウム電池が使われています。
ゴミ収集車の圧縮機の刺激で発煙発火することもあり、リサイクル工場でのトラブルも増えているんですよ。
リチウム電池内臓の携帯型扇風機ゴミ捨て方がこちら
- 小型家電リサイクルBOXへ投入する
- 各自治体の分別方法を確認して捨てる
地域の小型家電リサイクルBOXは、家電量販店やホームセンターなどに設置されています。
お住いの市によっては、市庁舎にもBOXがあり回収を行っているところもありますよ。
近くに小型家電リサイクルBOXがない場合は、各自治体の分別方法を確認して捨てましょう。
くれぐれも一般ごみに混ぜて捨てないように注意して下さい。
携帯の扇風機を選ぶポイント
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思わぬ事故を防ぐために、携帯型扇風機はどのように選んだら良いのでしょう。
みなさんは扇風機を選ぶときに何を基準に選んでいますか?
現在販売されている携帯型扇風機は、オシャレで多機能のタイプも多いですよね♪
ミストタイプやライトが付くタイプ、アロマが香るタイプなど、ネットでもたくさんの種類が販売されています。
こんなに種類があるとどれを選んだらよいか迷ってしまいますよね。
携帯型扇風機の事故を防ぐために大切なことは一つ。
発火や爆発などの事故は、海外製品をネットで購入したケースが多いようです。
news ZERO
「携帯型、扇風機の注意⚠️」のニュース
暑さ対策等で使用されている
リチウムイオン電池充電中に電池内部でショートを起こし発火するなどの事故の危険性
NITE(製品評価技術基盤機構)
多くはインターネットでの購入品で起こっている
製造元、輸入元、販売者が不明のケースが多い
— 西夏 (@seikanosoraaoku) June 24, 2021
NITE(製品評価技術基盤機構)でも、製造や販売元が確かなものを選ぶように注意をしていますよ。
携帯型扇風機 爆発が相次ぐ
怪しいネットチープ通販品はリスク
大手量販店で買いましょう pic.twitter.com/BMZiD0fWf8— K ͟a ͟g ͟r ͟a 🎣高速デイトレード 株.暗号通貨 (@__Kagra__) June 24, 2021
ネットで販売されている製品が全て怪しいとは限りません。
しかし購入の際は、しっかりと製造や販売元を確認してから決めましょう。
心配な場合は、家電量販店で直接手に取って選ぶのも良いですね。
携帯の扇風機について・まとめ
この記事では、
- 携帯の扇風機が爆発する原因や不具合
- 携帯の扇風機の正しい使い方や捨て方
- 携帯の扇風機を選ぶポイント
などについてご紹介してきました。
暑い夏の必須アイテムとして人気の高い携帯型扇風機は、使い方を誤ると発火や爆発などのトラブルが発生する場合があります。
発火の原因は、内蔵されているリチウム電池の破損によるもの。
携帯型扇風機を使うは、落としたりぶつけたりしないように丁寧に扱うことが大切ですよ。
また、発火事故の多くは充電中に起きています。
扇風機を充電する際は特に注意が必要ですね。
さらに不要になった製品を捨てる際もゴミ収集車で事故が起きないように、正しく分別することが重要です。
使い方や購入時の注意点に気を付けて、安全に携帯型扇風機を使い暑い夏を乗り切りましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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