こんにちは。
口どけの良く甘いチョコレートは食べると幸せな気分になりますよね♪
ただ、美味しいチョコレートには乳化剤が欠かせないことをご存じでしたか?
乳化剤と聞くと、なんだか発がん性があり体に悪い化学物質のようで怖いですよね…
乳化剤の種類によっては、アレルギーが出る場合もあるので注意が必要なんです!
この記事では、
- 乳化剤とは?種類と原料!使用目的
- 乳化剤は危険?体に悪い?体に及ぶ影響!発がん性など
- 乳化剤アレルギー人は食べて大丈夫?どんな症状がでる?
- チョコレート表示で乳化剤・光沢剤・香料を使っていないものを選ぶ
などについてを詳しくご紹介していきます。
乳化剤の危険性や食べても大丈夫なチョコレートについて知りたい人はぜひ最後まで読んでみて下さい!
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乳化剤とは?種類と原料!使用目的
乳化剤は、チョコレートやお菓子、ケーキなどに使用される添加物のことです。
チョコレートや生クリームなどの柔らかな口どけの良さは、この「乳化剤」によって生み出されているんですよ。
乳化剤の働きは、
水と油のように本来は混じり合わないものを均一に混ざりやすくする
こと。
チョコレートの中に入っている砂糖や油はそのままだとすぐに分離して、時間がたつとブルームという白い幕や粉が浮き出てきます。
もちろん口どけも悪くなります。
乳化剤は、チョコレートを作る際に必要な砂糖や油を安定した状態に、つまり美味しく保つ働きがあるんですね!
乳化剤の原料
水と油を安定して混ざり合わせる乳化剤はどんな原料で作られているのでしょうか。
添加物というだけに体に悪い化学物質が入っているのではないかと心配な人も多いですよね!
乳化剤の原料がこちら
- 卵黄
- なたね油
- 大豆
- ショ糖(砂糖)
- 昆布
- 柑橘類
- 油脂各種
などから抽出して得られられるんですよ。
こうしてみてみると、自然由来の原料が使われていることが分かりますね!
乳化剤の種類
乳化剤として使われているものは現在約2000種類あります。
そのうち、国が安全性を認め食品添加物として指定されたものが以下の3種類です。
- グリセリン脂肪酸エステル
- レシチン
- ショ糖脂肪酸エステル
グリセリン脂肪酸エステル
グリセリン脂肪酸エステルは、食品用の乳化剤の中で最もポピュラーな乳化剤として知られています。
油脂から抽出した脂肪酸とグリセリンを反応させて作られるのですが、
私たちの体が油を吸収する際も、グリセリン脂肪酸エステルに分解した後に吸収されるんですよ。
乳化剤として使用されるだけでなく、起泡剤、豆腐用消泡剤、デンプンの品質改良剤など、様々な用途に使われているんです。
レシチン
レシチンは、卵黄やなたね油、大豆から抽出された「リン脂質」とことです。
卵黄、大豆製品、穀類、ゴマ油、コーン油、小魚、レバー、ウナギなどにも含まれおり、レシチンを使った健康食品も販売されているんですよ。
ショ糖脂肪酸エステル
ショ糖脂肪酸エステルは、ショ糖と食用油脂由来の脂肪酸で作られています。
乳化以外にも分散、起泡、消泡、老化防止など、様々な効果があります。
主に、コーヒーや紅茶、パン、チョコレート、クッキーなどの食品に使われているんですよ。
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乳化剤は危険?体に悪い?体に及ぶ影響!発がん性など
ここまで、乳化剤の作用や原料などについて紹介しましたが、乳化剤は本当に体に良くない成分なのか気になりますね!
結論から言うと、乳化剤自体に発がん性があることは報告されていません。
さらに、以下の点で国から安全な食品添加物であることが認められています。
- 乳化剤は安全な食品添加物として、厚生労働大臣から認可されている
- 品質や使用量などの基準も食品衛生法によって定められている
- 厚生労働省では、私たちの添加物摂取量は一日摂取許容量をかなり下回っており、健康へ悪影響は少ないとされている
一日摂取許容量は、毎日摂取し続けても健康へ悪影響がないとされる量のことを言います。
私たちの食生活を潤してくれる乳化剤は、食品を美味しくするために自然由来の成分から作られた添加物だということなんですね♪
ただ、食品における乳化剤の使用量は年々増え続けていると言われています。
今後、食べ続けることで体に影響が出ないとは限らないので、食べ過ぎに注意してうまく付き合っていくことが大切ですよ!
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乳化剤アレルギー人は食べて大丈夫?どんな症状がでる?
乳化剤は食品に使っても人体に危険はないことは分かりましたが、アレルギーの人は食べても大丈夫なのでしょうか。
乳化剤の原料によっては重篤なアレルギー症状を起こすこともあるので注意が必要です。
以下のアレルギーがある人はよく表示を見てから商品を購入することをおすすめします。
- 卵アレルギー
- 牛乳アレルギー
卵アレルギー
卵アレルギーの主な原因は、卵白に含まれるたんぱく質で症状が出現します。
乳化剤の原料には、卵黄が使われていますので、「レシチン」「乳化剤」のみの表示なら除去の必要はありません。
しかし、「レシチン(卵由来)」と記されたものはアレルギーの可能性があるので避けた方がベストです。
卵アレルギーの症状
卵アレルギーは以下の症状が出ます。
- 蕁麻疹などの皮膚症状,咳や呼吸困難,嘔吐,腹痛,下痢
- アナフィラキシーショック
- 意識障害、血圧が低下,ショック状態
卵アレルギーの人は、食べるとすぐに口の周りが赤くなったり蕁麻疹が出たりします。
最悪の場合は呼吸困難に陥ることもあるので十分注意必要です。
牛乳アレルギー
乳化剤は基本的には乳成分が含まれていません。
しかし、「乳化剤(乳由来)」と表示された食品は注意しましょう。
乳由来の成分は、牛乳の主要アレルゲンである「カゼインナトリウム」が含まれている可能性があるからです。
牛乳アレルギーの症状
牛乳アレルギーは以下の症状が出ます。
- 蕁麻疹などの皮膚症状,咳や呼吸困難,嘔吐,腹痛,下痢
- アナフィラキシーショック
- 血圧が低下し,ショック状態
カゼインナトリウムは、ごく微量でもアナフィラキシーを起こす場合があるため牛乳アレルギーの人は、食品表示に「乳化剤(乳由来)」と表示された食品は避けることをおすすめします。
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チョコレート表示で乳化剤・光沢剤・香料を使っていないものを選ぶ
乳化剤は原料によってはアレルギー症状がおこる恐れがあるため、できれば乳化剤の入っていないチョコレートを選びたいですよね!
また、大豆由来のレシチンは遺伝子組み換えだった場合、アレルギーの原因となることもあるようです。
さらに、チョコレートがツヤツヤと美味しそうに見えるのは光沢剤をつかっているからなんだとか。
身体のことを思うと、極力添加物の入った食品は取りたくないところですね…
実は、乳化剤や光沢剤、香料などの添加物が入っていない無添加のチョコレートがあるんですよ♪
おすすめの商品をいくつか紹介していきます!
Peaple Tree(ピープルツリー)
出典:楽天市場
- 商品名:Peaple Tree
- 価格:50g 388円
- 輸入者:フェアトレードカンパニー
- 原材料:黒糖、ココアバター、全粉乳、カカオマス、粉状ヘーゼルナッツ
- 内容量:50g
- エネルギー:1枚50gあたり280kcal
ピープルツリーは、乳化剤・香料不使用・原材料はすべて有機原料で作られた無添加チョコレートです。
アジアやアフリカなどの小規模農家から公正な対価を支払い生産者の暮らしを支援するフェアトレードをしているメーカーとしても知られていますよ。
見た目もキュートで、プレゼントとしても喜ばれそうですね♪
白砂糖ではなく、黒糖を使用しているため白砂糖を摂取したくない人にもおすすめです。
ダーデン アガベチョコレート
出典:楽天市場
- 商品名:ダーデン アガベチョコレート
- 価格:100g 3,780円
- 輸入者:(株)アルマテラ
- 原材料:ココアバター、アガベシュガー、全粉乳、カカオマス、脱脂粉乳、バニラパウダー
- 内容量:100g
- エネルギー:100gあたり594kcal
ダーデン アガベチョコレートは、「アガベシュガー」という天然の甘味料を使用した無添加チョコレートです。
アガベシュガーは血糖値が上がりにくく、便秘解消効果もあるのでダイエットしたい人にもピッタリなんですよ♪
ミルクの風味でお子様でも食べやすいので家族で健康的なおやつを探している人にもおすすめです。
第3世界ショップ
出典:楽天市場
- 商品名:第3世界ショップ フェアトレードチョコレート
- 価格:50g 399円
- 輸入者:(株)プレス・オールターナティブ
- 原材料:有機全粉乳、有機粗糖、有機ココアバター、有機カカオマス、有機黒糖、有機ヘーゼルナッツ粉、有機バニラ
- 内容量:100g
- エネルギー:1枚50gあたり300kcal
第3世界ショップのチョコレートも無添加でフェアトレードの商品です。
パッケージのデザインも可愛くて自分用に購入しても気分が上がりますね♪
オレンジビターやエスプレッソ、ジンジャーレモンなどちょっと大人のチョコレートを味わいたい人におすすめですよ。
ピープルツリーよりもさらにまろやかでコクがあるのが特徴となっています!
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まとめ
この記事では、
- 乳化剤とは?種類と原料!使用目的
- 乳化剤は危険?体に悪い?体に及ぶ影響!発がん性など
- 乳化剤アレルギー人は食べて大丈夫?どんな症状がでる?
- チョコレート表示で乳化剤・光沢剤・香料を使っていないものを選ぶ
についてまとめてきました。
乳化剤は、チョコレートの口どけを良くしたり保存を高めるために使われる食品添加物でした。
原料も自然由来の成分が使われているので、現在のところは安全な食品添加物として国に認められています。
ただ、原料によってはアレルギー症状出る場合もあるので、卵や牛乳アレルギーの人は表示をよく見て購入することが大切です。
アレルギーや添加物が心配な人は、無添加チョコレートがおすすめ。
少しお値段はかかりますが、無添加でもまろやかで美味しいチョコレートが楽しめるんですよ♪
最後までご覧いただきありがとうございました。
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